9.5.ニュー加護亜依(第一章・さくら組)〜beautiful voice〜





加護
こうゆうせつない曲って大好き。
優しく切なく歌ってるんだけど、
レコーディングのとき、歌ってて涙が
こぼれちゃいました。









今回の曲が有線で流れていても一般の人ははモーニング娘。の曲とはすぐに
気づかないのではないだろうか。
それほどまでに「晴れ 雨 のち スキY」は世間の持っている今のモーニング娘。のイメージとは
かけ離れている曲になっている。
一般の人はなっちの声が流れてきた時に初めて「モーニング娘。の曲」だと気づくかもしれない。
良くも悪くもなっちの声はモーニング娘。そのものだ。
なっちの歌声を聞くと、一般の人はなっち(モーニング娘。)の曲として認識できると思う。
残念ながら、加護ちゃんの声を聞いてすぐに加護ちゃんだと認識できる人は
ヲタ以外にはまだそんなに居るとは思えない。


ただ、これは悪いことではない。
加護ちゃん本人のイメージは世間に強くイメージづけされているが
歌声は認識されてない事によって、歌手としてはまだまだこれからバリエーション豊富な歌を
歌えるだろうし、色眼鏡抜きで歌で勝負できるという部分もあるからだ。
なっちは今後ソロになっても、安倍なつみの歌声=モーニング娘。という世間のイメージを
払拭していかなくてはならない。これはかなり大変なことだと私は思っている。
バンド解散後にソロとして活動を始めるボーカリストが必ずや壁にぶつかる部分でもある。
ただ、武器にもなるのでそれをどう利用していくかは本人次第だとは思うが。



加護ちゃんの歌声は素晴らしくうつくしい。
これは私が加護ちゃんを大好きだから言うのではなく、今の日本人の歌手の中でも
トップクラスの美しさだと思う。
「I WISH」での歌声のうつくしさにも驚かされたが、一番最初に衝撃という形で
加護ちゃんの歌声に震えたのは加護ちゃんのソロ曲「恋愛ってなあに?」である。
あのソロ企画はこの曲を加護ちゃんに歌わせたいがためにつんくが企画したんじゃないのか?
と当時本気で思っていたぐらいだった。
ここまで加護ちゃんの歌声が素晴らしいとは恥ずかしながら当時の私は思ってもいなかった。
あの曲での加護ちゃんの歌声の素晴らしさは他メン推しにもかなり好評だった事を覚えている。


つんくは加護ちゃんの歌声をかなり気にいってるハズだ。
つんくが娘。の中で一番気にいっている歌声は加護ちゃんだと私はずっと思っている。
デビューして半年も経たないうちに「I WISH」で重要なパートを渡したり、
シングル曲のラストorラス前の重要なパートも加護ちゃんが受け持つことが多い。
「I WISH」は言うまでもないし、「ウィアラ」の「いくつになっても〜」や
「ここにいるぜぇ!」の「I’M HERE 今ここで叫ぶぜぇ!」など。
最後に加護ちゃんパートがあるために私はいつも「加護ちゃ〜〜ん!!!」
と曲終わり前に絶叫することになり声がかれてしまうのだが(w


つんくのパート割りに対して、その時期の推し度などが加味されると言う人が居るが、
私はそうは思わない。
そこはつんくを信じたい所で、彼はきちんとその曲、そのパートにあった人選を
心がけていると思う。
自然と重要な部分は加護ちゃんに渡しているような気がするが、
これはつんくの好みだからしょうがない。
「ここはやっぱ加護やなぁ〜」そうつんくがミキシングルームで呟きながら仕事してるんだろうな
と曲を聞くと容易に想像できる。


「シャボン玉」でも田中ちゃんがかなりのパートを貰ってることに批難の声があがっていたが
私は全然気にならなかった。
この曲に田中ちゃんの声は合ってると思ったし、つんくはそうとう田中ちゃんの声に
惚れ込んでるなと思ったので。
これも政治的な要素でパートが多くなってるとは思っていない。
おとめ組の曲を聞いて、更にその思いが強くなったのも事実である。


加護ちゃんの歌声はうつくしすぎて、時には曲にマッチしない時もある。
今だから書くが、「モーニングコーヒー2002」の時に、モロコ氏が加護ちゃんの声が浮いてる、
合わないと発言した事があったのだが、まんざら言ってることも分かる気がしていた。
そんな事は当時口が裂けても言わなかったが(w
他のメンバーの声が「美しくない」なんて言う気はないが、加護ちゃんの声が「美しすぎる」のだ。
それは「モーコー」に限ったことではないのかもしれないが、加護ちゃんの声が出てくると
そこで曲の色がガラッと変わってしまった気がする時がある。


そもそも大人数で細切れにパートを割る曲には加護ちゃんの声は合わないのかもしれない。
グループ向きかソロ向きかと言われれば、文句なしにソロ向きの声だと思う。
シャッフルユニットの時に毎回少数人数ユニットに入ってるのは、『加護ちゃんの人気』という
政治的力が作用してる部分もあるだろうけど、少ない人数で歌う曲を加護ちゃんに歌わせたい
というつんくの強い意志が入ってる気がしてならない。
「年に一回ぐらいは思いっきり加護の声を使いたいんや!」というつんくの強い意志が。


震えが起きるほどの衝撃を与えてくれた「AFOD」の語り始まりや「SALT5」での変幻ラップ、
そして思う存分加護ちゃんが前面に出て歌いきる「晴れ 雨 のち スキY
遂につんくも加護ちゃんの声を前面に出さないと気がすまなくなってきたのではないだろうか。

光男もう我慢できないよ光男

ニュー加護亜依に進化を遂げようとしている加護ちゃんと我慢できなくなった光男ことつんく。

この2人の波長が今完璧にリンクして、この素晴らしい作品「晴れ 雨 のち スキY」が生まれた。
今このタイミングでこの曲が誕生したのは決して偶然ではなく必然だったのではないだろうか。
2人が今後どのような作品を作り歌ってくれるのかますます目が離せない。